知り合ったきっかけは私がやっていたチャットレディで私の所にチャットをしに来てくれたお客様で出逢いました。日中は会社に勤めていたので、夜副業としてやっていました。何人ものお客様と他愛もない会話を楽しんでいたのですが、常連客は2、3人でしたが1人あたりの会話が割りと長くゆっくり話していると夜中になってしまい順番待ちしていてくれたお客様達もまた翌日の約束といった感じで。でも、彼はものすごく積極的にメッセージをくれて、どうしてもチャットがしたいと。完全にノンアダルトのサイトだったし私もその手の事はするつもりも全く無く本当に会話だけ楽しんでいたので・・・。中にはアダルト的な事を要求してくるお客様もいましたが、彼だけは違っていました。私が他のお客様と話しているのが羨ましく悔しいから毎晩自分だけとチャットして欲しいと言われ始めました。それからは彼を優先にチャットをしていました。流石に有料サイトなので、いつまでもは続かないだろうと思っていたのですが、2か月も続き、段々と情が湧いてきてこれ以上有料は可愛そうに思い始めた頃、丁度彼から会って欲しいと言われました。会って目の前で実際に動いて、会話する私が見たいから食事だけで良いから会って欲しいと。10万円くれるなら、食事するだけなら会ってあげてもいいよって、きっと断るだろうと思って言ってみました。彼は大喜びして会う約束をしました。当時、私は九州に住んでいましたが、彼は関東地方住まいで。私に会って食事をするためだけに本当に会いに着ました。約束の10万円も食事をしたあと渡してくれて。そのままタクシーに乗せてくれて別れました。それから、2週間に1度会いに来て食事をしてお小遣いを渡してくれる。来る度に3万から5万円を渡してくれる、1年位続きました。彼には奥様も私と1才違いの娘もいる人でした。でもひたむきに純粋に私を好きでいてくれ、向かってきてくれる彼に少しずつ惹かれ始めていました。それから、彼が近くに暮らして欲しいと言ったので、彼の住む街の隣街に彼に借りてもらった部屋で暮らしました。近くで暮らすと今まで見えなかった部分も見えてくるようになり、愛人なのだと自覚するようになり罪悪感を毎日感じていました。気付けば彼を好きなっていました。暮らす街では一緒に買い物も人目を気にして行きづらくて。段々と愛人の自分が情けなく惨めで辛い気持ちでいっぱいでした。彼と知り合って5年目を迎えようとしていた頃、彼とは終わりにしました。彼と暮らした街を離れ実家のある四国に戻りました。彼はまた会いに来るからこのままの関係で居たいと追ってきましたが、私には彼と一緒の明るい未来は思い描く事が出来ず1年かかってやっと彼からの連絡が途絶える事で終わりました。お金は生活を満たしてくれますが、心の内全てを満たしてくれるものではないと思いました。良い経験もしたとも思う反面、無駄な時間を過ごしたとも感じています。
47歳 チャットレディでしりあった会社役員の愛人
