社会人になったばかりの頃、なぜかわたしを気に入った上司が2人いました。その頃は、パパ活という言葉をまだ知らない、純粋な頃でした。数年前のことですが、最初はよかったものの、どんどん重たく感じるようになってきました。それとともに、自分がダメ人間になったように思いました。 わたしは交通機関で会社に通っていたのですが、毎日、タクシーのように、会社からわたしの自宅まで車で送ってくれました。その時、行きたい場所があれば乗せていってくれましたし、ご飯にもよく行きました。そのうち、わたしが朝寝坊した時に、電話すると迎えに来てくれるようになりました。そうこうしていたら、会社の中で白い目で見られるようになり、わたしの味方はその上司と数人という状況になってしまいました。それでいっそうその上司に頼らざるを得ません。 そのうち、少しずつエスカレートしていき、休日でももちろん空いているだろう、というような雰囲気で、2人でお出かけに誘ってきました。その頃から、同年代の男性と恋愛をしないと、将来的にも、金銭感覚的にもおかしくなるなと思い始めました。 それから、その上司が病気で倒れたので、なんとか独り立ちできるようになりましたが。そこでまた2人目が現れました。その方は、もう70歳でしたが、有名企業を退職された方です。わたしの恋愛にいろいろとアドバイスをして来たり、平日でしたが飲みに連れていかれたりしました。もちろん、有難いお話や、美味しいお食事ではありましたが。ところどころに下ネタを付けてくるところが好きではありませんでした。あと、飲んで酔った時が、汚いというか…。清潔感ないなあと思ってしまいました。 何でも、「こうなったらいいなという将来の希望ではなく、明確なビジョンを持ちなさい」が格言のようで、わたしを期待しているのか、おちょくっているのか、自分の成功論を教えているのか…よく分からなくなってきました。ですが、社会的に成功された方ですので、勉強にはなったと思います。
わたしの会社の上司の過剰な過保護…
